海外移住したい国の常に上位にランクイン タイに日本人が集まる理由とは
微笑みの国と呼ばれるタイは、温暖な気候で住みやすく、海外移住したい国ランキングの常に上位に位置する、日本人に人気の国のひとつです。
魅力的な国は世界にたくさんありますが、なぜタイが支持されるのでしょうか。
今回はタイに日本人が集まる理由と題して、海外移住先として選ばれる理由をまとめてみました。
タイの物価は1/3? 物価が安い
タイの物価は日本のおよそ3分の1程度と言われており、その物価の安さが魅力のひとつと言えるでしょう。
ここ数年で最低賃金の急上昇等もあり、物価は少しずつ上がって来てはいますが、屋台や食堂でなら200円もあれば美味しいタイ料理が食べられますし、レストランへ行ったとしてもタイ料理なら一品500円くらいで食べられます。
また、バンコク中心部の家賃は、東京のワンルームマンションの値段を払うと、プール、フィットネスジム、24時間のセキュリティガード付と、日本の億ションのようなマンションに住むことができます。交通費や光熱費等も日本の東京よりはるかに安く、固定費を下げて快適に暮らすことが可能です。
マッサージ・ゴルフが安い
物価が安いと重なってしまいますが、タイに旅行に来る目的がゴルフとマッサージ!という方も多いのではないでしょうか。
ゴルフは1ラウンド、5000円ぐらいからと日本に比べると安く、ただ安いだけではなく、一年中温かい気候なので、日本の冬でなかなか思い切って振れないクラブも、タイにくると気持ちよくふれたりします。
ゴルフの後につかれた体にはマッサージ。マッサージも1時間600-700円と格安で受けることができます。
タイでは海外にもかかわず、日本のものが簡単に手に入る
タイ全土で約10万人の日本人が住んでいると言われるタイでは日本の食材や日用品を扱うお店があり、手軽に日本の製品を手に取ることが出来ます。
また、バンコクにおいては星の数ほどの日本食レストランがある為、長きにわたり淘汰されてきた結果、レベルが高く美味しい日本食を食べることが出来ます。
海外移住生活において、日本のものを簡単に手に取ることが出来る環境があるかないかで、その快適さは変わってくるので、そういう点でも移住先としてタイを選ぶ方が多いようです。
タイ料理・日本料理ともにおいしい
タイ旅行をした後で移住先にタイを選んだ方の多くは、タイ料理が美味しい事を理由の一つとして挙げます。
いくら日本食を手軽に食べられるといっても、普段メインで口にするのはその国の料理ですからね。それが自分の舌に合わないとやはり厳しいのではないかと思います。
辛くて香辛料の効いたタイ料理は一度食べるとクセになるものが多く、その魅力を知ってしまうと虜になってしまうでしょう。
しかし中にはタイ料理の香辛料が苦手なので基本的には自炊するか日本食を食べるという駐在員の方も結構いたりします。
日本料理もタイに住む日本人が多く、日本料理店もひしめいていることから、どこも美味しい料理を提供しようと競争が激しいことから、日本と同等の美味しい日本食が食べることができます。
タイは1年中、温暖で過ごしやすい
1年間の平均気温が29度であるタイは冬が無く1年中温かい気候です。
雨季や乾季など細かな季節はありますが、少し寒い時期でも薄手の羽織物一枚あれば問題ないので、大変過ごしやすいです。
コートやニット、ブーツなどの冬服を持っておく必要が無い為、洋服を買う機会が減ったという在住者の声もよく耳にしますし、冬用の暖房器具などの季節ごとに必要な物を増やす必要が無いという事は移住の初期費用に関しても冬のある国と比べると安く済みます。
また、海が好きな方は年中ビーチに遊びに行ける気候という点にも魅力を感じるようです。
タイはビザが取りやすい
タイに長期滞在する場合は、長期滞在用のビザを取得するか永住権を取る必要があります。
タイは、永住権は取りにくいのですが、ビザの取得に関しては比較的ハードルが低いです。
就労目的または留学目的以外でビザを取る場合は以下の2つの方法があります。
- リタイアメントビザ(50歳以上でタイの口座に80万バーツ以上の預金がある方が対象)
- タイランドエリートカード(50万バーツで5年間有効なマルチプルビザ取得可能。年齢制限なし。)
前者のリタイアメントビザは年齢の下限があるので誰でも取得できる訳ではないのですが、50歳以上で約290万円の貯蓄があれば誰でも取得が出来ます。これはビザ取得のハードルの低さにおいて世界的に見ても上位にランクインします。
また、後者のタイランドエリートカードなら50万バーツを支払うだけで5年分のビザを取得する事ができる上に、空港での優先搭乗や90日レポート代行サービスなどの好待遇を受ける事ができます。
このように長期滞在用のビザ取得のハードルが低い点は、海外移住希望者がタイを選ぶ理由の一つにもなっています。
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東南アジアの中では発展している
温暖で物価が安く、料理が美味しい国なら他にもいくつかの国が候補に挙がるかと思いますが、最後の決め手は結局「発展している」という点でしょう。
香港・シンガポールは別格として、東南アジアで発展している国といえば、タイ・マレーシア。タイとマレーシアは好みによりますが、タイの方が仏教国なこともあり日本人になじみやすいところがあります。
特にタイの中でも、バンコクは公共交通機関も整っていて、デパートやショッピングモールもたくさんあります。
物価が安いのに、都会での便利で快適な生活を実現できるという点でタイに勝る国は東南アジアには無いと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
今回はタイが海外移住先として人気な理由をまとめてみました。
一言でまとめると、固定費を下げながら日本とほぼ変わらないかそれ以上の生活を送ることが出来るというのがタイの魅力なのでしょう。
東南アジアのハブでもあるタイは近隣諸国へのアクセスも簡単ですので、旅行が好きな方にとっても魅力的な国ですし、ヨーロッパやアメリカと比べると日本へも帰国しやすいです。
また、日本人コミュニティもたくさんあるのでホームシックにかかりにくいのもポイントではないかと思います。
移住先としてタイを選ぶ人の理由は他にも色々あり、人それぞれ感じる魅力も異なります。タイへの移住を検討している方は是非一度タイへ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。