ここにしか無いものがある。タイ最北の地「チェンライ」|行き方・見どころ徹底ガイド
タイの北の街といえば「チェンマイ」が有名です。
タイのいつも蒸し暑い気候とは異なり、タイの北部は比較的過ごしやすい気候が続くため、長期滞在などにも人気です。
ここ最近人気があがってきている北の街に「チェンライ」という街があります。
タイの最北端に位置しミャンマーとラオスの国境に挟まれている県「チェンライ」にはここにしかない様々な魅力を解説していきたいと思います。
チェンライ− Chiang Rai เชยงราย −ってどんなところ?
チェンライは13世紀に栄え北部を統治していたランナー王朝最初の都があった場所です。
独自のランナー文化や風習が現在にも残っておりランナー建築様式の建物を数多く見ることができます。タイの他のエリアとはまた違った一面が見れるということで他のタイ国内の有名な観光地には行った事がある方などからも注目される場所になってきています。また、自然豊かな山岳地帯があり、コーヒー栽培が盛んで品質の高いコーヒーが作られ名産品になっています。
街全体がのんびりした雰囲気なので都会の喧騒から離れゆっくりゆったりのんびり過ごしたい方にとてもオススメです。
チェンライへの行き方
飛行機
最短時間で行ける飛行機はやはり1番便利な行き方です。
飛行機は現在日本からの直行便がないので、バンコクからチェンライ空港までの直行便を利用します。バンコクから約1時間半で到着します。
チェンライ空港(メーファルアンチェンライ国際空港)はチェンライ中心部から約8キロ離れており、空港からチェンライ市内へはバスかタクシーで行くことができます。
長距離バス
長距離バスは旅情緒を味わえるので長距離旅が好きで時間がある方、お金を節約したい方にはバスがオススメです。
バスはモーチットバスターミナルから出ておりバンコクからチェンライまで約12時間から14時間で到着します。その他カオサンなどにあるツアー会社などでもチェンライ行きのバスを利用できます。
電車
バンコクからチェンライに行く直通の電車はないため、ランパン(バンコクから約9時間)またはチェンマイ(バンコクから約11時間)まで行き、そこからバスに乗り換えチェンライを目指します。
ランパンから2時間、チェンマイから1時間半でチェンライに到着します。
チェンマイから車で1時間ちょっとという距離でもあるため、チェンマイまで飛行機、チェンマイ観光の合間にレンタカーやタクシーでチェンライにも足をのばす。といったプランがお勧めです。
チェンライでのオススメの過ごし方3選
「白の寺院巡り」 真っ白い寺院のワットロンクン
チェンライにはタイにある寺院とは一見また違った寺院があります。
まず1つ目のこちら。チェンライ市内から10キロほど離れたところに位置する白いお寺、
ワットロンクン。別名ホワイトテンプルとも呼ばれ今人気を集めています。青い空に真っ白な色をした寺院が映えとても綺麗です。
チェンライ出身のアーティスト、チャルムチャイ・コーシッピパット氏が手がけたお寺で比較的まだ新しい建物です。真っ白な外観と天国と地獄が表現されている独特な寺院になっており近年インスタグラムなどから大人気になったそうです。
タイの寺院といえば煌びやかな黄金のお寺が多い中ここは全てが真っ白。唯一トイレだけが黄金色をしているのも見どころの1つです。
1997年から建設が始まり今現在も建設中で全部が完成するのは90年後だそうです。
「青い寺院巡り」 青い寺院のワットロンスアテン
続いてはこちら。市内から約3キロ離れたところにある青い寺院のワットロンスアテン。
別名ブルーテンプルと呼ばれているお寺です。こちらのお寺は先ほど紹介した白い寺院のワットロンクンを建設中のアーティストの弟子、スラーノック氏が建設したそうです。
青い本堂の中に佇む約6.5メートルある真っ白な仏像が参拝客を迎えてくれます。
パールホワイトの仏像を青いライトでライトアップしている様子は他では見ることができない姿でしょう。
ちなみに、お寺の名前の意味は『踊る虎』という意味でその名の通りお寺のあちこちで虎を見つけることができます。
美しいご来光と雲海が観れるスポット
日本ではよく耳にする雲海ですがここタイにも雲海が観れる場所が何カ所かあります。その1つがラオスと国境を接しているチェンライのプーチーファー(phu chi fa)という場所です。
プーチーファーとは空を指す山と呼ばれその名の通り空を指すようにしてそびえ立つ山です。
標高1628メートルの山です。山の麓から約20分ほど登るとビューポイントに到着します。
雲海が見れるベストシーズンは天候が安定している11月から1月末だそうです。
このベストシーズン中はタイ人の観光客にとても人気なため宿がすぐ満室になるので早めの予約が必須です。タイで1番涼しい時期でもあり標高が高い場所に行くので防寒具は必須です。
朝日が昇る前に到着したら満点の星空を見ることができるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まだあまり知名度が高くないチェンライですが最近外国人にも人気が出てきている観光地です。タイ北部独自の料理も大変人気です。
有名なカレースープのヌードル、カオソーイやゲーンハンレーという生姜が入ったカレーも日本人の舌に合いとても人気です。
バンコクでも北タイ料理は食べることができますが、やはりその土地に行き本場で食べると美味しさが格別に違う気がします。
ここ数年の間に自転車を利用した観光も増えており、自転車を貸し出す宿泊場所やレンタサイクル屋さんが増えてきています。
チェンマイ旅行から少し足を延ばして、自然とちょっと変わった寺院を探索してみるのも面白いかもしれません。
体を動かして観光したりのんびり過ごしたりしながら美味しい北タイ料理を食べ、タイ最北の地チェンライをぜひ満喫してみてください。
お近くのチェンマイの観光ガイドはこちらになります。