【タイ移住体験インタビュー】日本企業と100%リモートワークで充実ライフ
今回はタイに移住し、日本からの仕事をリモートワークでこなし充実した、タイ生活を送っているAさんの生活についてインタビューしてみました。日本でのサラリーマン生活を終え、タイに住みながら、リモートワークで日本の仕事をして暮らされている方となります。タイに移住を考えられている方には、Aさんの実体験は参考になるのではないかと思います。
タイにきてどれくらいたつのでしょうか。
タイには一度3年ほど、駐在員として滞在していたことがあります。一度、会社の帰任命令もあり、日本に戻ったのですが、やはりタイに住みたいという気持ちが強く2020年の1月に戻ってきてしまいました。
移住後すぐにコロナの影響で外出禁止令もありましたが、何とか健康に暮らしています。
タイに住みたいと思った、タイの魅力を教えてください。
物価の安さと気候でしょうか。もともと寒いのが嫌いで、花粉症ということもあり、日本では快適に過ごせるのは、1年のうち半年程度でした。また物価も安いので、仕事一色で毎日が終わっていくこともないだろうと思ったのも1つの理由です。
また趣味のゴルフも実は1つの理由としてあります。日本では数時間かけてゴルフ場に到着、お酒も飲めずに、高いお金を払ってゴルフをプレイするのに比べ、タイでは近い、安い、ハイヤーやタクシーも安いためプレイ中、プレイ後に安心してお酒を飲むこともできます。もっと気軽にゴルフを楽しみたいという気持ちもありました。
半年ほどですが、タイに住んでみていかがでしょうか。
もともとタイに滞在していた経験もあるため、イメージと大きな差はありません。タイ独特なのんびりとして雰囲気の中で、のんびり暮らしています。ちょっと苦労しているのは、タイ語と、日本の仕事とのスピード感が違うことでしょうか。
1つの目的だったゴルフも充実しており、ついに90をきるスコアと出すことができました。
仕事は何をされているのでしょうか。
日本の会社から人事や会計といったバックオフィスの仕事を業務委託で受注しています。現在、4社の会社からの定期的な仕事と、単発での契約書作成や、決算処理といった仕事も頂いています。
収入はどれぐらいあるのでしょうか。
単発の仕事もあるので、毎月同金額ではありませんが、安定して月30-40万円のお仕事は頂いています。タイは生活費も安いので、その収入でも充分、ゴルフも含め、満足した生活を送っていくことができています。
いつものタイでの1日を教えてください。
仕事は日本の会社から受託しており、時差も2時間あるため、比較的早く7時ぐらいから仕事をしています。Zoomなどのインターネット会議システムを使った会議もあるため、日本時間で仕事をしています。
ただ打ち合わせが毎日あるわけではないので、打ち合わせがない平日は、朝からゴルフに行くこともあります。友人と都合があえば、友人とも行きますが、平日の早朝であれば1人ラウンドでもできてしまうのもタイの魅力かもしれません。
タイでの食事はどうされているのでしょうか。
実は先月、タイ人の彼女ができまして、その子が毎朝、タイ料理になりますが作ってくれています。昼は簡単に屋台やタイレストランで、タイラーメンやタイのチャーハン、カオパット、豚や鳥を炒めてご飯にのせたガパオライスなどで、簡単に済ませています。
週に2-3度は日本食が恋しくなり、近くの日本居酒屋で日本料理も食べています。それでもビールを飲んでも、3000円ぐらいに収まるので、苦労なく暮らしています。
タイの彼女はどこでみつけられたのですか?
いつも良く行く居酒屋さんの定員さんです。日本語が少しできることもあり、ご飯を食べながら、タイ語を教えてもらっていたら、いつの間にか、そのようなことになりました。
タイでの生活費について教えてもらえますか。
食費は先程の食事で月5-7万円ぐらいで収まっていると思います。少し古いコンドミニアムに住んでいるのですが、家賃は1LDKで6万円程度です。それでもバンコクの中心部のスクンビットというエリアに住んでおり、食事、買い物ともに不便なところはありません。
週に1-2回ゴルフにも行きますが、1回あたり1万円程度と、現在の収入でも、充分貯金もできています。ちょっと難しいのは、新しいクラブが欲しくなったときでしょうか。日本に比べ圧倒的に流通量が少ないからか、中古のクラブでも、かなり高い値段となっています。
ビザはどうされているのですか?
ビザはタイエリートカードのイージーアクセスという5年のビザを購入しました。20年のアルティメットとも悩んだのですが、本当に生活できるのか不安なところもあったので、初期費用は抑えようと思い一番シンプルなもので、価格が抑えられるものを選びました。半年超たって、仕事も生活も充分やっていけることがわかった今となっては、もっと長期のものにしておけばよかった…なんて少し後悔する気持ちもあります。
日本の社会保険などはどうされたのでしょうか。
タイに移住するにあたり、住民票は転出の手続きを行い、タイに渡航してきました。日本の健康保険にも加入せず、年金も任意加入となったため、現在は支払いをしておりません。
この先タイにはどれぐらい滞在されるお気持ちですか?
今のところ日本に帰ることは考えていません。こののんびりとした生活を続けていたら、日本のサラリーマンには戻れないでしょうし… 安定して仕事を受託できるように、今のお客様は大事にしながら、新しいお客様も開拓できるよう、スキルアップは欠かさず、日本の新聞やニュースにも気を配って見るようにしています。
最後にタイで新しく挑戦したいことはありますか?
まだ半年程度と、今の生活に慣れる、安定させることで精一杯という感じですが、もう少し落ち着いてきたら、やはりタイ語習得はチャレンジしたいと思っています。タイの色々な人とお話ができるようになることもありますし、やはり外国人である日本人がタイという国に住ませて頂いているということを思うと、少しでもタイのことを理解したいという気持ちもあります。
また現在の収入が日本からの収入に偏っていることもあり、タイでの収入を得ることができたらとも思っています。まだ勉強段階なので、何ともいえませんが、日本人が始めやすいのは、日本人向けのレストランなど、日本人向けのサービスなのかなと思っています。