バンコクにきたら絶対に見逃せないお寺 ワットプラケオのご紹介
今回はタイに旅行にいらしたら絶対に見逃せないお寺第二弾。ワットプラケオのご紹介です。
ワットプラケオは、ワットアルン、ワットポーとならびタイの3大寺院の1つに数えられる、バンコクにきたら絶対に外せない観光名所の1つです。
◆ワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)の見どころ
今回ご紹介するバンコク3大寺院のひとつ、ワット・プラ・ケオは、前回ご紹介したワット・ポーの隣にあり、真っ白な回廊に囲まれた王宮の敷地内に位置しています。
この広大な敷地は21.8万㎡で、東京ドーム約4.6個分もの面積の中に歴代の王が造った宮殿や寺院があります。
ワット・プラ・ケオはタイ王室の守護寺院で、最大の見どころである本堂にエメラルド色の仏像を祀っていることから、別名「エメラルド寺院」と呼ばれています。
拝観料は、他の寺院に比べ少々お高いですが、バンコクで最も格式高く煌びやかなワット・プラ・ケオは見どころ満載です。
こちらも見学の際は服装に注意して下さい。
寺院は神聖なる信仰の場です。節度ある服装を心掛けて下さい。
タンクトップ、ホットパンツなど肌を露出した服装は控えて下さい。
それではワット・プラ・ケオの魅力をお伝えしていきます。
①歴史
1782年にラーマ1世が前王朝トンブリー王朝に代わり、
現王朝であるチャクリー王朝を開き、バンコクに遷都しました。
それと同時に王朝の護国寺として建立されたのが、このワット・プラ・ケオです。
ワット・プラ・ケオはタイ王室の守護寺院であり、唯一僧侶のいない寺院としても有名です。
王宮の敷地内にあり、今でも執務に使われるため、
観光ができるのは寺院の一部のみとなっています。
②本堂(エメラルド寺院)
ワット・プラ・ケオの見どころは、何といっても圧倒的な豪華さです。
金箔と色ガラスに覆われ、豪華絢爛に煌くその色鮮やかな建築様式で観光客を圧倒します。
その本堂に祀られている高さ66㎝の仏像は、現タイ王朝の守護神であり、王国に繁栄をもたらすと言われています。
その仏像の色からエメラルド寺院と呼ばれていますが、
実は、翡翠で作られており、黄金の袈裟をまとっています。
さらに、ライトアップの光で荘厳な雰囲気を醸し出しています。
年3回、季節に合わせて国王の手で衣替えをします。
お参りをすることで願い事を叶えてくれるとも言われ、参拝客や観光客が後を絶ちません。
堂内は写真撮影禁止ですので、注意してください。
③プラ・シー・ラタナ・チュディ
敷地内にある、ひときわ大きな黄金色の仏塔には、仏舎利(仏陀の遺骨)が納められています。
ラーマ4世によってスリランカ様式で造られた仏塔が「プラ・シー・ラタナ・チュディ」です。
黄金に輝き、色とりどりのタイルであしらわれた華麗な仏塔は、高貴なものを安置していることを表しており、
訪れる観光客を魅了します。
④プラサート・プラ・デッビドン
ワット・プラ・ケオ本堂の隣に、「プラサート・プラ・デッビドン」があります。
ラーマ1世からラーマ8世まで歴代国王の像を安置する王室専用の御堂で、
別名「ロイヤル・パンテオン」とも呼ばれています。
古典的なタイ寺院様式で建てられた十字型の建物で、屋根の上にクメール様式の尖塔が聳えます。
すぐ近くには、上半身が人、下半身が鹿のような2体のユニークな黄金像が立っています。
タイの神話「ラーマキエン」に登場する伝説の「ギンナリー」と「キンリー」で、タイの天使のような存在です。
ちなみにギンナリーが男性版、キンリーが女性版で、この黄金に光輝く像も必見です。
⑤プラ・モンドップ
プラ・シー・ラタナ・チュディとプラサート・プラ・デッビドンの間にあり、
黄金とエメラルドのモザイクで彩られた「プラ・モンドップ」があります。
ワット・プラケオでも最古の建物の一つです。残念ながら入場することはできません。
ここは経典を収めている書庫の役割を担っており、
その前には、ヤックとナーガの像が仏教の経典を守っています。
ヤックは鬼で、ナーガは蛇神の化身ですが、繊細な模様が施された建物はもちろんのこと、
ヤックとナーガも黄金に彩られており、その美しい姿はインスタ映え間違いありません。
⑥チャクリ・マハ・プラサート(チャクリ宮殿)
ワット・プラ・ケオに隣接してる「チャクリ・マハ・プラサート」。
イタリア人建築家が設計し、屋根には伝統的なタイ様式が用いられ、
外壁にはビクトリア様式が用いられています。
東洋と西洋の建築様式が融合し、荘厳で上品な宮殿を成しています。
ラーマ5世により造られましたが、ラーマ8世まで実際に居住していました。
現在も迎賓館として使用されています。
1階には武具や、鉄砲が博物館として公開されています。
◆ワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)基本情報
- 正式名称(英称)/Wat Phra Kaeo
- 住所/Na Phra Lan Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200
- 営業時間/8:30~16:30 ※チケットは販売は15:30まで
- 拝観料/500THB
- アクセス/入口は北門のみ。
最寄り駅は、地下鉄(MRT)フアラポーン駅より、タクシーにて約5㎞。
エクスプレスボートにてターチャーン船着場から徒歩5分。