バンコクから3時間 タイの軽井沢と呼ばれる避暑地「カオヤイ」|行き方・見どころ徹底ガイド
タイにはいくつものリゾート地があり、中でも南国の美しい海を満喫できるビーチリゾートが有名ですが、大自然に囲まれた避暑地も人気があるというのをご存じですか?
今回ご紹介するカオヤイは、タイ人の富裕層や在住外国人の避暑地として人気のスポットで、日本人たちからは「タイの軽井沢」と呼ばれている場所です。
乾季にはキャンプやゴルフを楽しみに行く方も多く、在住者の中では定番の旅行先の一つでもあります。
今回はそんなカオヤイの行き方や、おすすめのスポットを徹底的にご紹介します。
タイの軽井沢「カオヤイ」ってどんなところ?
「カオヤイ」はバンコクから東北の方へ約130㎞、ナコンラチャシマ県とナコンナヨック県をまたぐ辺りにある地域の名前です。
タイ語で「カオ」は山、「ヤイ」は大きいという意味があり、その名の通り大きな山々が連なる高原地帯です。
山に囲まれたエリアの為、バンコクと比べると気温が低く、タイ人の富裕層やバンコク在住の外国人たちの避暑地として知られているリゾート地です。
「カオヤイ」の行き方
- カオヤイへの行き方は大きく分けると3つです。
- バス
- レンタカー
- ツアー
カオヤイへは電車で行けないので、自力で行く場合はバスで行くことが可能です。
しかし、周辺はタクシーや路線バス、トゥクトゥクなどの公共交通機関が皆無で、現地へ着いてからの移動手段がありません。
よって、カオヤイへ個人旅行で訪れる場合は、レンタカーが最も現実的と言えるでしょう。
バンコクでオーダーできるレンタカーは自分で運転するものだけでなく運転手付きのものもあり、セダンからバンまで種類も様々ですので、旅行する人数によってアレンジ可能です。
また、バンコク発着のツアーでも主要な観光地を詰め込んだお得なプランがありますので、少人数で行く場合はツアーを利用した方が快適でお得な旅が出来るのではないかと思います。
いずれも所要時間は片道3時間弱ですが、連休の前日などは道が混みあうので想像以上の渋滞に巻き込まれる可能性もあります。
「カオヤイ」のおすすめスポット3選
タイの避暑地「カオヤイ」では自然を感じる事のできるスポットが目白押しです。
多くの観光スポットがあるカオヤイですが、中でもおすすめのスポットを3つご紹介します。
タイの大自然を楽しむ!「カオヤイ国立公園」
カオヤイ国立公園は、タイ初の国立公園で、世界自然遺産に認定されています。
広大な敷地の中ではトレッキングやキャンプ、ラフティング、エレファントライドなど様々なアクティビティを楽しむ事が可能です。
トレッキングで訪れる事ができる滝は大変素晴らしく、気持ちのいい汗を流しながら癒しの時間を提供してくれるでしょう。また、ジャングルクルーズのようなエレファントライドはバンコク近郊のそれとは違ったスリリングな体験となるでしょう。
大人も子供も大自然を満喫する事ができるカオヤイのハイライト的なスポットです。
タイビーフのステーキが美味しい!「チョクチャイ牧場」
チョクチャイ牧場はタイ最大の牧場で、5,000頭以上の牛が飼育されているのだとか。
酪農場や牧場の見学ができ、牛や羊、ヤギなどの動物と触れ合うことができるので子連れの観光客に特に人気のスポットです。
敷地内のチョクチャイステーキハウスは、質の良いお肉をリーズナブルに楽しめるという点が観光客に大人気で、わざわざカオヤイまで牛ステーキを食べに行くタイ人も少なくありません。
牛と触れ合った後にステーキを食べるというのは少し残酷にも聞こえますが、牧場だからこそ頂ける新鮮なお肉を大自然と共に堪能してみてください。
ちなみにステーキハウスはバンコクにも支店がありますが、やはり牧場内で大自然を眺めながら食べる方が何倍も美味しいようです。
こちらチョクチャイステーキショップでオーダーしたステーキになります。
ワインの試飲もできる!「PBバレー・カオヤイワイナリー」
カオヤイ国立公園に隣接するようにあるPBバレー・カオヤイワイナリーは、お酒が飲める方には是非訪れて頂きたいスポットです。
自然豊かなカオヤイは高原特有の気候や土壌がワイン作りに適しており、こちらのPBバレー・カオヤイワイナリーで作られるワインは高品質で、世界中で多くの賞を受賞しているのだとか。
また、PBバレー・カオヤイワイナリーはタイ国内で最も古く歴史のあるワイナリーとしても有名です。
敷地内のレストランでは美味しいお料理と一緒にお得なテイスティングセットをオーダーするのがおすすめです。
ワインが飲めない方は濃厚なぶどうジュースを是非楽しんでみてください。
カオヤイ観光の注意点
大自然を感じられるカオヤイ観光を快適で安全なものにする為に、以下の注意点も押さえておきましょう。
動きやすい服装で、着替えは多めに準備
カオヤイはタイの軽井沢と言われている、いわゆる避暑地ではありますが、とは言えタイですので日中は気温が上昇します。
そして国立公園や高原を歩く機会が多いので、動きやすい服装は必須!
バンコクのように冷房の効いたお店やデパートもそう簡単に見つかりませんし、夜になると気温が下がるので、汗をかいた際に着替えられるよう着替えは多めに持参しておいた方が無難でしょう。
周辺のお寺へも足を運びたい方は、露出の多い服装は控えましょう。
虫よけスプレーを忘れずに!
大自然を感じられるおすすめスポットの多いカオヤイは、もちろん蚊が多いです。
観光地やオープンエアの素敵なレストランを心から楽しむ為にも、虫よけスプレーは忘れずに持って行きましょう。
もし忘れてもコンビニで手軽に手に入れる事が出来るので安心です。
まとめ
今回はタイの軽井沢と言われている「カオヤイ」をご紹介しました。
南国らしいビーチがあるわけでもなく、有名なお寺があるわけでもない観光地ですが、バンコクにいたら見る事が出来ない大きな山々と、世界自然遺産に認定されている素晴らしい大自然を感じられる素敵なエリアです。
キャンプやグランピングが出来るお洒落で素敵な宿もたくさんあり、ご夫婦や家族、友人同士でわいわい楽しむのにぴったりの場所です。
タイのビーチリゾートも良いけれど、山間部のリゾートも一度は満喫してみてはいかがでしょうか。
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