本場でも日本でも大人気!タイの定番 ”ガパオライス”のレシピ
日本でも目にする機会が増えたガパオライス。ファミリーレストランでメニューに登場したり、カフェのメニューでもよく見かけます。
タイの人たちも大好きでタイ料理の定番料理です。
日本で食べるガパオライスはタイで使われているバジルの葉とは違う種類のバジルが使われていることがあります。
もちろんそれも美味しいのですが本場で使われているバジルで作られたガパオは風味が違くとても美味しいです。
今回は本場タイランドのガパオライスのレシピを紹介したいと思います。
ガパオにかかせない!バジルの種類
まずはじめにバジルの葉を紹介します。
日本でバジルといえばスイートバジルが有名ではないでしょうか。
日本のガパオライスにも使われることのあるスイートバジルですが、本場タイでガパオライスに使うバジルはホーリーバジル、タイ語でガパオと呼ばれるバジルで日本でよく見かけるバジルとは違います。
ホーリーバジル・ガパオ
こちらがホーリーバジル、タイ語でガパオと呼ばれるバジルです。本場タイのガパオライスにはこのバジルが使われています。
このホーリーバジルは下記で紹介しているホーラパー/タイバジルと見た目が似ているんですが見分ける特徴を紹介します。
こちらのホーリーバジルは葉が小ぶりでギザギザしていて茎や葉の表面は細かい産毛で覆われているのが特徴的。
枝は固めです。香りはホーラパーに比べると強い香りがします。生食には向きません。
このガパオにも種類があり、赤や白いガパオがあります。
葉や茎が緑色をしていて白い花が咲くのが白いガパオ、ガパオカーオ。
葉や茎が赤みを含んだ色をしているのが赤いガパオ、ガパオデーン。
一般的に料理に使用するのはガパオカーオの方だそうです。
ホーラパー・タイバジル
こちらはホーラパー/タイバジルです。
葉の表面はツヤっとしていて葉の周りのギザギザは控えめなのがホーラパーです。
生食に向かないホーリーバジルに対しこちらのホーラパーは生食可能。
タイではグリーンカレーに入っていたり、タイの東北料理イサーン料理やタイヌードルの付け合わせとしてそのまま生で食べたりしています。
スイートバジル
こちらが日本でおなじみのスイートバジルです。こちらはタイでもイタリア料理がメインでタイ料理で使うことはほとんどありません。
ですが日本でホーリーバジルが手に入らない時の代用として風味は違いますが使うことができます。
スイートバジルの葉にはギザギザが一切なく、茎は葉と同じ緑色をしています。葉がカールしているのも特徴の1つです。
※バジルの葉は水に濡れたままだと黒く変色しやすいので、保管の際には水気を綺麗に拭き取ってから保管しましょう。
色々あるガパオライスの種類
このガパオライス、お肉は挽き肉だけじゃなく小間切れお肉でも美味しく、鶏肉、豚肉、牛肉、鴨肉などお好みのお肉で作れます。
野菜もタマネギやインゲンなどが入っていたり入ってなかったり。お好みの材料で様々なガパオライスを楽しめます。
下記以外にもお豆腐のガパオライスなどもあり、ガパオライスの種類だけでもとても充実しています。
小間切れ鶏肉のガパオライス(ガパオガイ)
カリカリに揚げた豚バラ肉のガパオ (ガパオムークロップ)
豚挽き肉とピータンの入ったガパオライス(ガパオカイヨーマー)
エビやイカが入ったシーフードのガパオライス(ガパオタレー)
キノコが入ったガパオライス(ガパオヘッ)
本場 ガパオライスの作り方
それでは本場の味が楽しめるガパオライスのレシピを紹介いたします。
今回は鶏肉を使ったガパオガイのレシピです。
材料(2人分)
- お好きな鶏肉 200g
- お好きな野菜
- ニンニク 1片
- ホーリーバジル ひとつかみ (無い場合はスイートバジルで代用可)
- 唐辛子 お好みで
- オイスターソース 小匙2
- シーユーカオ 小匙2
- シーユーダム 小匙2
- ナンプラー 小匙1
- 卵 2つ
作り方
- まず最初にガパオを作り終わった後に乗せる目玉焼きを作り、別皿に取っておきます。
※ガパオライスの上に乗せる目玉焼き・カイダーオは本場風に近づけるならさらに一工夫加えるとまた本場の味にグッと近づきます。
コツはたっぷりの油で揚げるように焼く揚げ焼きです。
タイの目玉焼きは揚げ焼きしている為、カリカリでそれでいて黄身は半熟な目玉焼きが多いです。
トロッと垂れてきた黄身にガパオを絡ませて食べると・・・とっても美味しいです。 - ガパオの葉を茎からちぎり取っておきます。
ニンニクはみじん切りに。 - フライパンに油を入れ熱したらニンニク、唐辛子を入れ香りを出します。
- 香りが出てきたらお肉を入れて炒め、お肉にある程度火が通ったらお好みの野菜を入れて軽く炒めます。
- 調味料のオイスターソース、シーユーカオ、シーユーダム、ナンプラーを入れた後、ホーリーバジルを入れて強火で絡めるように炒めて出来上がりです。
- 器にご飯をよそい、その上にガパオ、そして目玉焼きを乗せて完成です。
※味が薄い場合はナンプラーをかけて調整してみてください。
材料にシーユーカオとシーユーダムというのがあるのですが、シーユーカオは日本の薄口醤油に似たもの、シーユーダムはシーユーカオに糖蜜を加えたもので甘みがあり少量でコクが加わり照りが出て料理の色合いが濃くなります。
なので濃い色を出したい時によく使われます。
材料が揃わない場合はシーユーカオは薄口醤油を、シーユーダムは濃口醤油2:砂糖1の割合で作って代用することもできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ガパオライスのアレンジとしてスパゲティと絡めるガパオスパゲティやガパオピッツアなどもあります。これらもまた美味しいのでオススメです。
タイの定番料理のガパオライス。自分好みのガパオライスを作ってみてください。