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タイ 地方都市 移住

タイ地方都市への移住を考える バンコクとの家賃相場比較

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タイへの移住を検討はしているものの、バンコクのような都会ではなくもう少し地方でのんびりと過ごしたい。
でも、あまりに田舎すぎると生活が心配と考える方は、日本人移住者の多い地方都市を選んではいかがでしょうか。

確かに生活の利便性を考えるとバンコクには劣りますが、バンコクに比べて物価が安いのが魅力です。
ショッピングモールや日本食レストラン、コンビニエンスストアなども少なくないので、日常生活を送る上でもそこまで不便を感じない地方都市は、仕事をせずにのんびりと過ごしたい移住者には大変人気があります。

今回は移住先として人気のタイの地方都市をご紹介します。

 

バンコク以外の移住先 パタヤ・チェンマイ・シラチャとは?

バンコク以外で外国人の居住者が多い都市は主に3か所あります。それぞれの特色はありますが、どこもバンコクに負けない魅力がある都市です。

  • パタヤ
  • チェンマイ
  • シラチャ

まずはそれぞれの都市の特徴について詳しくご紹介していきます。

タイ屈指のビーチリゾート パタヤ

パタヤ

パタヤはバンコクから車で約1時間40分、チョンブリ県の海沿いのエリアです。
バンコク近郊のビーチリゾートとしても有名なパタヤ。ビーチロードやウォーキングストリートといった昼夜ともに観光客でにぎわう街でもあります。
日本人だけでなく欧米人、ロシア人の移住者も多く滞在しています。バンコクと同等もしくは、それ以上に英語が通じることが多く、タイ語が使えない外国人も住みやすい場所の1つです。

また、外国人向けのコンドミニアムやサービスアパートメントも多く、周辺の工業団地で働く駐在員の居住地としても注目されている地域です。
特にパタヤビーチ周辺には大型のスーパーやデパートもあり、日本のチェーン系飲食店も入居しているので、日本食が恋しくなった時の安心感も強いです。

ビーチリゾートとして有名な街ですので、海を見下ろすコンドミニアムで優雅に暮らすことができること、いざというときも、バンコクまでも1.5-2時間ぐらいの距離となるため、バンコクにも買い出しなど行きやすいことがメリットです。

タイの古都 チェンマイ

チェンマイ 移住

タイ北部に位置するチェンマイはバンコクに次ぐ第二の都市と言われています。
観光業が盛んな為、外国人慣れしたスタッフのいるお店が多く、簡単な英語が通じやすい地域でもあります。
乾季になると朝晩が涼しく過ごしやすい(少し肌寒いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。)気候になるので、暑いのが苦手な方にとっても住みやすい都市です。
日本食店だけでなく、日本語通訳が常駐している病院もいくつかあり、生活するうえでも利便性が高く、日本人経営のお洒落なカフェや雑貨屋なども多く、女性に特に人気のある都市です。

生活コストが安く、インターネット環境やコーワーキングスペースなども充実していることから、ノマドワーカーの聖地なんて呼ばれることもあるようです。
暑いの苦手な方、何でもそろう便利な生活より、人が少なくのんびりと暮らしたいといった方は、バンコクよりもチェンマイがおすすめです。

日本人駐在員の街 シラチャ

シラチャ 移住

シラチャはチョンブリやラヨーンなどの工業団地に通う日本人駐在員が多く住むエリアです。中心地は日本人が集中して住んでいる為、バンコクほどではないものの、多くの日本食店が軒を連ねており、日本語が通じるお店が多いのが魅力と言えるでしょう。バンコクに比べてエリアが限られている分、日本食レストランや日本人の密度も高く、中心部はまるで日本にいるような錯覚にすら陥るぐらい、日本語の看板が多い街です。
日本人学校や日本人の保育士がいる日系幼稚園もあり、イオン系のマックスバリューも複数店舗出店しており、家族で移住する方にとってはバンコクの次に住みやすい地域と言えるでしょう。
バンコクからは車でおよそ1時間半、パタヤ方面に下ったところにある街です。

シラチャの街の中心部は小さく歩いて回っても1時間もかからないような、小さな街です。そこに住む日本人の数、その日本人に向けた飲食店やサービスなど、日本にいるのか?と見間違うほど日本語の看板が並んでいる、海外でも珍しい街です。海外には住みたいけど、日本の雰囲気や日本食からははなれられない!という方にはシラチャも選択肢にあがってくるのではないでしょうか。
バンコクに比較し、家賃、食事なども1-2割程度安いので、日本に近しい暮らしをしながら、生活費も抑えることができます。

 

パタヤ・チェンマイ・シラチャの家賃相場をバンコクと比較

タイ 地方都市 家賃比較

いざ住むとなると気になるのはお部屋の家賃相場です。
バンコクとはどれくらいの差があるのか、比較してご紹介します。
まず、バンコクで日本人に人気のスクンビットエリアに住んだ場合の家賃相場は以下の通り。

  • ワンルーム(スタジオタイプ):25,000バーツ前後(約82,000円)
  • 2LDK(2ベッドルーム):50,000~80,000バーツ前後(約165,000~264,000円)

これを基に前述の3か所の家賃を比べてみましょう。

パタヤ

パタヤで一番の人気のエリアはセントラルパタヤと呼ばれるエリアです。
この辺りは外国人向けのアパートやコンドミニアムが多く、飲食店やデパートも徒歩圏内なので利便性が高いと言えるでしょう。
このエリアでの家賃相場は以下の通り。

  • ワンルーム(スタジオタイプ):20,000~25,000バーツ前後(約65,600~82,000円)
  • 2LDK(2ベッドルーム):40,000~70,000バーツ前後(約132,000~231,000円)

パタヤ中心部の外国人向けのコンドミニアムですと、バンコクの人気エリアに比べて少し安いかな?というぐらいです。
また、パタヤにはショートステイで訪れる方も多い為、週貸しや、通常1年契約のところを半年契約としている物件が多いのが特徴です。

パタヤ中心部は観光客が多くにぎやかすぎるという方には、パタヤの北のエリア、ノースパタヤやナクルアと呼ばれるエリアも選択肢にはいります。日系・欧米系の駐在員の方は中心部のにぎやかさや渋滞を避け、このエリアを選ぶ方が多いです。海が見える贅沢な大きな作りのお部屋が多いこともあり、家賃相場はセントラルと大きく変わりませんが、よりリゾートに住んでいる雰囲気が味わえる物件に出会うことができます。

チェンマイ

チェンマイで人気のエリアはニマンヘミンと呼ばれるエリアです。チェンマイはお寺を中心として円を描いたような街づくりがされており、ニマンヘミンは中心のお寺から北西部のあたりに位置しているエリアになります。
周辺にはお洒落なカフェやレストランが多く、チェンマイで初めて住む方の多くがこのエリアに居を構えますので、外国人も多く住みやすいです。
周辺には大型デパートもあり、衣食住に困らない環境が整っています。
このエリアでの家賃相場は以下の通り。

  • ワンルーム(スタジオタイプ):10,000~15,000バーツ前後(約33,000~49,500円)
  • 2LDK(2ベッドルーム):30,000バーツ前後(約100,000円)

ニマンヘミン周辺は他エリアに比べて少し物価が高いので外国人向けのコンドミニアムの場合は上記のイメージですが、他エリアで探せばワンベッドルームで5,000バーツ前後の物件もたくさん出てくるようです。
パタヤと同様に短期貸しの物件が多いのも特徴です。

シラチャ

シラチャで人気のエリアはロビンソンデパート周辺のエリアです。
周辺にはロビンソンデパートだけでなく日系スーパーのマックスバリュや、沢山の日本料理店があり、まるで日本に住んでいるかのような錯覚に陥るほど便利なエリアです。
このエリアの家賃相場は以下の通り。

  • ワンルーム(スタジオタイプ):10,000~20,000バーツ前後(約33,000~66,000円)
  • 2LDK(2ベッドルーム):30,000~50,000バーツ前後(約100,000~165,000円)

バンコクに比べてやや安いくらいのイメージでしょうか。
シラチャは駐在員が多く住む街なので、他の2か所に比べると、駐在員価格。家賃相場も物価もやや高めです。しかしバンコクと同様に日本人が多く住んでいるからこそ、外国人向けの物件の選択肢が豊富とも言えます。
バンコクとの違いは、海がすぐ近くなので高層階であれば向きによってはオーシャンビューを楽しめる贅沢な環境というところでしょう。

 

まとめ

今回はタイ地方都市の中でも人気の3都市について、特徴や家賃相場をまとめてみました。
どの都市もバンコクに比べると家賃が安いのが利点と言えますが、その分バンコクよりも日本のものが手に入りにくい環境だったりもします。
シラチャに関しては基本的に1年契約のお部屋が多いですが、その他のパタヤやチェンマイは1~3か月程度のロングステイの方向けの物件も多いので、まずはどんな雰囲気なのかお試しで住んでみる事も可能です。
バンコクは何でも手に入る便利さとは反対に、渋滞や大気汚染などといったデメリットももつ街です。のんびりとした地方での生活は、まさにタイ移住のイメージに当てはまるものではないかと思います。
しかし実際に住むとなると不安要素も多々あるかと思いますので、まずは旅行で気になる都市に旅行で訪れてみて、住んだ時のイメージを膨らませるのが良いかもしれませんね。