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タイ マッサージ

タイに移住|タイ王族御用達の高級ビーチリゾート「ホアヒン」のスパでお仕事

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今回はタイに移住し、ホアヒンのスパでお仕事されていたSさんにお話しをお伺い致しました。

タイにはどれぐらい滞在されていたのでしょうか。

タイ フアヒン

タイには2008年から5年ほど滞在しておりました。タイでマッサージの学校に通い、タイマッサージや内臓系のマッサージを習得した後、縁があり、ホアヒンのリゾートホテルのスパで働くことになりました。現在は退職し日本に戻ってきております。
本当にタイが大好きで、今でもタイに戻りたいと思い、日々、タイの情報やタイでの仕事を探しているのですが、コロナの影響もあり、タイにはしばらく入国することが難しそうです。

タイで就職先を見つけられたとのことですが、待遇はどのような感じだったのでしょうか。

タイの富裕層や、外国人の方もいらっしゃる高級なスパだったため、現地採用といっても比較的待遇だったと思います。給料は5万バーツ程度でしたが、会社の寮があり、電気代も会社負担、清掃をしてくれるメイドさんもついていました。寮といってもエアコンやお湯がでるシャワーもついていたので、日本人の方が住むコンドミニアムと同等の設備は整っていたと思います。1つだけ普通のコンドミニアムと比較し足りないものはキッチン。ただ、社食でタイ料理にはなりますが、3食出ていましたので、特にキッチンなしでも不便はありませんでした。

タイに移住することになったきっかけは?

もともとタイには何度か旅行で訪れていて大好きな国のうちの1つでした。
タイに行く前は、マッサージや福祉系の仕事をしており、インドにヨガの勉強に向かう途中、トランジットで立ち寄ったタイで受けた、タイマッサージに衝撃を受けました。タイマッサージを受けたことで、タイマッサージを勉強したい!と思い、マッサージ学校へ、その後その技術を活かしての仕事が見つかり、そのまま移住へという流れになりました。

タイにお住まいになれて、また戻りたいというタイの魅力を教えてください。

タイ料理があうこと、食費や住居費などの生活費の安さ、あとはタイ人の優しい気質でしょうか。仏教が浸透していることもあるのか、「タンブン」(タイ語で「徳を積む」という意味。)といって、やさしくしてくれます。
ホアヒンで働いていたときに、スクーターで転んで、足を大きく切ってしまったという事故を起こしたことがありました。そのときも、近所の人が慌てて出てきてくれ、私が自分でスクーターを運転できないことがわかると、車を出して病院まで連れてってくれました。そのあと、保険証を私の家にとりにいってくれ、なんと治療が終わるまで待っててくれ家まで送ってもらってしまいました。その方とは、今でも連絡をとりあう大切なお友達になっています。
そんなタイの魅力にとりつかれ、実は2020年の1月にタイを訪れた際、ホアヒンにコンドミニアムまで購入してしまったのです。コンドミニアムは建築途中のもので、33平米の1Bedルーム、スイミングプール・ジム付き、約900万円で購入しています。コロナの影響もあり、工事が遅れているということで、少し心配はしているのですが、工事の状況写真も送ってきてくれているので、大丈夫かなとは思っています。

タイでの1日を教えてください。

タイ ソムタム

仕事がある日はどうしても職場と寮の往復となってしまい、自由に使える時間は少なかったですが、休みの日には外食や、寮にある共同キッチンで自分が食べたいものを作って、食事を楽しんでいました。そして大好きなマッサージを受けに行ったり、海辺でのんびり過ごしたり、ビーチ・フロントのホテルのカフェでお茶をしたりして、プチバカンス気分を味わったりしていました。
日本で働いていたときよりも手取りは少ないのですが、寮や食事がついていたこともあり、日本にいたときよりも貯金はためていくことができました。
タイ料理も大好きということですが、どのようなものがお好きなのでしょう。
やっぱり一番はソムタム(パパイヤサラダ)で、ほかはあげるときりがないのですが、ラーププラ(魚をグリルして辛い味付けにしたもの)、クイッティアオ(タイラーメン)、プートパッポンカリー(カニのカレー味炒め)、ヤムウンセン(春雨サラダ)・・・・あげきれません。あとはココナッツをはじめとした南国のフルーツも大好きです。
タイに住んでみて意外だったのが、日本人が思うタイ料理の代表、トムヤンクンやグリーンカレーを食べるタイ人をあまり見ないことです。特にレストランで頼んでいる人はほとんどみかけません。皆さんご自宅で作る料理なので、わざわざ外では食べないという料理になるようです。

タイでのビザ、日本の社会保険などはどうされたのでしょうか。

タイでの滞在ビザは会社から、就業許可証とビザを支給してもらっていました。
また、住民票は、年金や健康保険の支払いがもったいない気がしてきたので、一度日本に戻ってきた際に、海外転出し、年金や国民健康保険もストップするようにしました。
こちらもありがたいのですが、会社からタイの社会保険だけでなく、民間タイの医療保険にも会社で加入して頂いたため、けがや病気の心配もなく、タイでの暮らしを楽しませてもらいました。

最後に一言おねがいいたします。

この先もコロナがあけたら、絶対にタイで仕事を探して、タイに戻りたいと思っています。
タイは物価が安いですが、食事、レストランや病院といった生活に欠かせないインフラはしっかりとしており、非常に暮らしやすい国です。温暖な気候で花粉症もないので、花粉症の方にはぜひお勧めしたい国の1つです。ほかの国にも足を運んでおり、タイ以上の国がみつかればとも思っているのですが、なかなか見つかっていないのが現状です。